私が就労に向けて活力にしてるもの(後編)

・・・前編からの続きです。

私は「ゲーム会社に入って、ゲームを作りたかった」。
でもその先でどんなゲームが作りたいかと言われると頭を度々悩ませていました。
「憧れのゲームや憧れの人が手掛けたようなゲームを作りたい」
「じゃあどんなゲームを作りたいの?」と聞かれて止まっていたのです。

が、実際の所は自分はゲーム会社に入ってゲームを作ってそれを仕事、
つまりお金やご飯の種にしたかったわけではなく、本当の本心では、
「楽しくモノづくりをしていられたらそれで良かった」ということに気が付いたのです。
そして、それこそが自分の「夢」の”正体”でした。

こんな自分を一人のミュージシャンに例えると、
「巨大な豪華で華やかなスタジオで歌を歌ってスターになりたかった」のではなく、
「仕事とか関係なく、自分の思うままにライブハウスとか小さな場所でもいいから、
 ただ楽しく歌を歌い続けられればそれで良かった」ということです。

そんな私の「夢」は一言で言うならば、クリエイター、つまり創作家になることです。
パワーポイントの発表会の部分で述べた自作の小説とイラストは一度「夢」を
叶えられなかった無念と後悔から自然と作りだし、次第に趣味の一部となった一つの作品です。
因みにイラストはその小説に登場するキャラクターのデザインイラストです。
そして、これらは私の中で潰えていなかった「夢」が具現化し、作り上げたコンテンツそのものでした。

その一つのコンテンツを拡大させ、やがてそれを小説だけでなくゲーム化したり、
漫画にしたり、動画にしたりなど、コンテンツを通して面白いことを楽しくたくさんしたい、
自分の心を満たしてとことん弾け、自分の色を十分出した作品を届けたいというのが私の「夢」です。

なので、さらぽれで就職を決めて、日々は自分の力は活かせる場所で真面目に業務に貢献し、
その一方で自分の「夢」を本当に叶えるために・・・
私は「夢」を活力とし、訓練に励み、就労目指して頑張っています。

最後に。皆さんも「夢」に悩んでらっしゃる方がいましたら、
今一度、自分を見つめ直してみてはいかがでしょうか。

これは「目標」についても同じかもしれません。
「灯台下暗し」という「身近なことはかえってわかりにくい」という意味の諺があるように、
もしかしたら何気にやっていることや身近にあるものが実はそれに繋がる可能性があるかもしれません。

「夢」は形は見えていても曖昧だったり漠然としていたり、様々です。
が、それはひょっとしたら自分の「夢」の本当の”正体”に気づいていないだけ、かもしれません・・・

(池袋訓練生:M)

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