企業見学に行きました。

こんにちは。訓練生のAと申します。
先日、事業所の同期の訓練生の方、先輩にあたる訓練生の方および職員の方と一緒に企業見学に行ったときのリポートをしたいと思います。

○先ず準備!
事業所が主導してくれるとはいえ、見学の主役は私たち訓練生です。また、予め事後の報告書を出すようにと報告書のフォーマットも事業所内メールで受け取ります。いままで会社説明会には行ったことはありますが、報告書にある『質問をする』という要求事項はいままでできていなかっただけに頑張らないといけません。
一般的な就職活動と同様に、調べられることは調べなくてはなりません。どうやら、見学先の企業は「特例子会社」のようです。
「特例子会社」には、『会社の事業主が障害者のための特別な配慮をした子会社を設立し、一定の要件を満たす場合には、その子会社に雇用されている障害者を親会社や企業グループ全体で雇用されているものとして算定できる。』(以上、wikipediaより引用)という機能があるようです。ただ、これだけでは「特例子会社」というものの大雑把な方向性はわかりますが、実際の見学先の企業のあり方はわかりません。例えば、『特別な配慮』とは何なのか注目する必要があります。また、その性質から健常者の中に少数の障害者がいる環境ではなく、障害者の数は割合としてかなり多目になるはずです。そこも見逃せない点になりそうです。

○いざ、見学!
内容は一通りの事業内容の説明、職場の様子の見学、社員による体験談、質疑応答という流れでした。これは一般企業でも大いにありえるものですが、特例子会社特有の特徴もちらほらと見えてきます。
社員の方の体験談を聞いているとしばし『指導員が支援してくれた』『指導員の方と話し合って』という話が出てきます。よく聞いてみると『指導員』が仕事の割り振りも行っているようです。『指導員』は上司と相談役を兼ねているのでしょうか?また相談役ではない上司はいないのでしょうか?確認する必要がありそうです。

Q.「指導員ではない上司というのは存在していますか?」
A.「直属の上司で指導員ではない方はいないですね」

どうやら体制としての最大の特長は、直属上司と相談役が完全に一体となっていて、それぞれの障害者に合わせて仕事を割り振ることができるということのようです。

○事後業務!
見学会が終わればそれで完了、というわけではありません。
見学を受け入れてくださった企業へのお礼状を作らなくていけません。
また、さらぽれ事業所内部でも見学の報告書の作成が待っています。これもまた訓練の一環です。ここまで終わらせてようやく完了といえるでしょう。

○最後に
最後に事業説明の担当者から言われた、『障害があるからといって、先入観は持たないようにしています。たとえ障害者であっても仕事は責任をもってやってもらわないといけないからです。』という言葉には、「障害者が働くというのは健常者の方と基本は変わらないのだな」と思わされました。これこそが、この企業見学会で得た最大の収穫と思っています。

(横浜訓練生:A)

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